ラージヘッド、スクエアヘッド、IRC-Mainsail [Main-sails]
待ちに待ったトレッキーのスーパーウェポン
IRC対応のスクエアヘッドメインセイルです
ランナー艇の不利を逆手に取り、パーマネントを左右に分け、バックステーで調整可能
IRCでは計測されない7/8ガースポイントより上部を最大限活用しています。
全体に浅めの設定、しかし昨日のTWS10ktで必要十分、綺麗に風を流しつつ、最低量のブームダウンでパフをやり過ごせます。ランニングレグでもバングテンションでリーチとドラフトコントロールが可能、リーチツイスト量が最大の課題でしたが、メインシートテンションでダイレクトにコントロール出来、予想以上にトリム範囲が広くなりました。
そして、結果は!?
土曜日に納品チェックする予定が春の荒らしで中止、日曜日の「のんびりリビエラレース」第1戦がシェイクダウン、かなり緊張してました。
しかし前日とうってかわって弱い西風の残るポカポカ日和、J24のフリートレースも風待ちしており、注目の的。照れるな〜。
1レース目はこの弱い西風で強引にスタート、2〜4ktのベタベタレースでしたが、巨大メインのお陰でフリートに離されず、北よりのブローを掴みにいったエスメやカラスを遠目に見守り、こちらは南風我慢で待つ戦法。これがバッチリあたりフリートに合体、上マークを4位でまわりジェネカーアップ。スピンポールの利点を活かし、ガンポール船が落とせない僅かなブローで徐々に高さをゲイン、いいね、いいね〜、と調子に乗ってきた所で何と、ノーレース!!!!
ま、ま、シェイクダウンと思ってね、良かった良かった。
そしてしばし待ったのち、しっかり入った南風で第2レース、TWS,8~12ktのブロー。
ピンエンドからジャストでロケットスタート! 勢いが違います。
その上がセンチュリーGT、今回は上りで殆どスクラッチ、下りで引き離す展開、Waki長さんトリム。
真っ白ハルがカラス様、鉄壁の走りでORC優勝、しかもIRCで出てても優勝、、凄すぎです。
一番手前がスレッドとエスメの混成ドリームチームが操るSWAN42、メンバー凄すぎ。
風向180度を境に5〜10度の左右振れ、良い位置で回り、エスメラルダを猛追。
やはりスピンポールとこれまた納品したての最大スピンでがんがん落とし、ガンポールのジグザグ走行を串刺し状態。
2下フィニッシュだった事も幸いし、修正で2位エスメに30秒、3位センチュリーGTに180秒の差を付けブッちぎりの優勝!
いやいや納品レースで優勝とは縁起も実力も申し分ないです。
使い込んでセッティングを詰めれば、もっともっと速くなるので楽しみがまた増えてしまいました。
先々週の、のんびりレースレポートで書かせて頂いた、秘密兵器はもう秘密ではありませんが、みなさまの脅威が増えた事をお伝え致します。
4月の4日は初島レース、ロングレースでもエリアとスタビリティーで爆走してもらいましょう!
こんな最新のメインセイルに興味がある方、リドガードセイルまでご連絡!お待ちしてます。
hl-sails@kg8.so-net.ne.jp
メインセイルリメイク 「小は大をかねるか!?」 [Main-sails]
みなさんは、船を乗り換えるとき、次ぎの船のためにセイルを残しますか?
よくあるのが、ストームやトライスル、あとはサイズが近ければNo.4とかも使えますね。
では36ftから40ftに乗り換える時に、メインセイルは持ち出すべきか!?
こちらが正解となるのかは、考え方次第です、でもこれでも使えるのなら、アリ!だと思います。
リメイクの始まり。
まずは旧セイルのパッチやリング、ベルト、リーチコードクリート、フットシェルフ、を外し、
延長するためのボルトロープを用意。
外されたタックからクリューを見た所。
クリューからタックを見た所。
白いラインは新しい生地を貼付けるための両面テープ、その下が以前のフット!
フットはアウトホールのテンションで伸び伸びになっているため、こうして少し上部から
切り落とし、フラットな面に新しい生地を張り合わせます。
新しい生地がたされ、ボルトロープやコーナーのパッチ、リングが付けられます。
そしてトライアップ。
色が変わっている所から下が今回のリメイク部分。
約40cm長いセイルになりました。
5月連休のビックボートシリーズにもこのメインで参加、3日間のレガッタでも問題なく使えたとの
事、成績はともかく、オーナーやトリマーの方のご要望に沿えたので、良かったと思います。
メインだけでなく、スピンやジェノアのリメイク、また、マストのセッティングとの不相性
が原因のラフカーブ調整など、お手頃価格でリメイク致しますので、まずはご要望をお知らせ下さい。
マストやフォアステーの曲がりに合っていなセイルは、宝の持ち腐れ、是非ご相談下さい。
hl-sails@kg8.so-net.ne.jp
よくあるのが、ストームやトライスル、あとはサイズが近ければNo.4とかも使えますね。
では36ftから40ftに乗り換える時に、メインセイルは持ち出すべきか!?
こちらが正解となるのかは、考え方次第です、でもこれでも使えるのなら、アリ!だと思います。
リメイクの始まり。
まずは旧セイルのパッチやリング、ベルト、リーチコードクリート、フットシェルフ、を外し、
延長するためのボルトロープを用意。
外されたタックからクリューを見た所。
クリューからタックを見た所。
白いラインは新しい生地を貼付けるための両面テープ、その下が以前のフット!
フットはアウトホールのテンションで伸び伸びになっているため、こうして少し上部から
切り落とし、フラットな面に新しい生地を張り合わせます。
新しい生地がたされ、ボルトロープやコーナーのパッチ、リングが付けられます。
そしてトライアップ。
色が変わっている所から下が今回のリメイク部分。
約40cm長いセイルになりました。
リメイクメインとカーボンLightMedium.
5月連休のビックボートシリーズにもこのメインで参加、3日間のレガッタでも問題なく使えたとの
事、成績はともかく、オーナーやトリマーの方のご要望に沿えたので、良かったと思います。
メインだけでなく、スピンやジェノアのリメイク、また、マストのセッティングとの不相性
が原因のラフカーブ調整など、お手頃価格でリメイク致しますので、まずはご要望をお知らせ下さい。
マストやフォアステーの曲がりに合っていなセイルは、宝の持ち腐れ、是非ご相談下さい。
hl-sails@kg8.so-net.ne.jp
X−35 2009モデル誕生 [Main-sails]
6月のドイツワールド選手権での結果を踏まえ、昨年モデルよりほんの少し浅く、上部ラフカーブを減らし、上部75%付近でのコードを下げています。マストプリベンドを上手く使えるセイルとなりました。
これにより、バックステーコントロールの始まりが10kt近辺から12.3ktからとなります。
トライアップでは、人数が少なかったため、写真の状態で20%程、バックステーが入っています
。
先週の葉山クラブレースではニューセイルを投入し、2−1位で優勝、幸先の良いスタート。
10日から始まる全日本選手権が楽しみです。
*10月3日より20日まで、メインセイル製作にご協力頂いた方のお名前を文中に掲載しておりましたが、事前の確認をせず、実名標記致しました事で、ご迷惑をお掛けしてしまいました。今後、ブログ掲載に際し、団体、実名等の標記にはより一層の注意を払いたいと考えております。ご迷惑をおかけ致しました方へのお詫びとさせて頂きます。 2009/10/20 大澤
Farr40 [Main-sails]
X−35がセットで終わったと思ったら、またまた大物の製作です。ありがたい話です。
同じワンデザインでも、世界で最も普及している40feetワンデザインと言えば、Farr40.
国内にもまだ何艇かあり、各地でクラブレース等で活躍中です。
良いセイルが出来ます様、今週末はレースをお休みして、製作中です。(泣)
使用クロスはFLEX24G-5.2ozカーボンクロス、ほぼ完成、あとはハンドワークとバックの製作。。。
オーナー様、お楽しみに、お待ち下さい!
First-310 Mainsail [Main-sails]
10月に入り、レースシーズンが一段落。今年はケブラーやペンテックスのフィルムラミネートセイルを多数受注させて頂き、私の担当分としてレースセイルを立て続けに製作。久しぶりのダクロンセイルを製作しました。
西伊豆に停泊されているBentau社製、First-310のオーナー様より、「メインセイルが破れたので、新調して下さい。」というご依頼でした。
修理もできそうでしたが、コクピットドジャーにあたるため、150mmブームを上げたい(リーチを短く)というご要望もありましたので、デザインを再構築。
リーチを短くするのでクリューを約2度上げ、リーフも1つのリーフで更にマイナス1度づつクリューが上がる様にします。3ポイントリーフの時には、既に2リーフ分のセイルがブームにある訳ですから、角度を変えないと、その分ブームが落ちてしまい、ドジャーにあたってしまうのです。
リーフする際も、タックを決め、ブーム後端から3ポイントリーフをすると、3ポイントリーフ用のクリューまで距離があり、セイルをブームに近づける事が更に難しくなります。
また、リーフ用のタックも、スライダーとスライダーの間で距離をとらないと、下に溜まったスライダーが邪魔をし、リーフのフックにリングを掛けられない状況も発生してしまうのです。
リーフの位置決めは、生死を分ける重要な要素と考えておりますので、スムースにリーフが出来る様、必ず気を配っています。
クルージングセイルは安ければ良い、という方もおられますが、いざ荒天でのセイリングとなった時、良く考えられた、丈夫なセイルの価値は何ものにも代えられないのではないでしょうか。
セイルの改造、修理、取り回しのご相談等、クルージングクラブ出身者としての経験や、多くのクルージングセイラーから頂いた実際の情報を元に、じっくりお話しさせて頂きます。 お気軽にお問い合わせ下さい。 hl-sails@kg8.so-net.ne.jp 046-878-6100
西伊豆に停泊されているBentau社製、First-310のオーナー様より、「メインセイルが破れたので、新調して下さい。」というご依頼でした。
修理もできそうでしたが、コクピットドジャーにあたるため、150mmブームを上げたい(リーチを短く)というご要望もありましたので、デザインを再構築。
リーチを短くするのでクリューを約2度上げ、リーフも1つのリーフで更にマイナス1度づつクリューが上がる様にします。3ポイントリーフの時には、既に2リーフ分のセイルがブームにある訳ですから、角度を変えないと、その分ブームが落ちてしまい、ドジャーにあたってしまうのです。
リーフする際も、タックを決め、ブーム後端から3ポイントリーフをすると、3ポイントリーフ用のクリューまで距離があり、セイルをブームに近づける事が更に難しくなります。
また、リーフ用のタックも、スライダーとスライダーの間で距離をとらないと、下に溜まったスライダーが邪魔をし、リーフのフックにリングを掛けられない状況も発生してしまうのです。
リーフの位置決めは、生死を分ける重要な要素と考えておりますので、スムースにリーフが出来る様、必ず気を配っています。
クルージングセイルは安ければ良い、という方もおられますが、いざ荒天でのセイリングとなった時、良く考えられた、丈夫なセイルの価値は何ものにも代えられないのではないでしょうか。
セイルの改造、修理、取り回しのご相談等、クルージングクラブ出身者としての経験や、多くのクルージングセイラーから頂いた実際の情報を元に、じっくりお話しさせて頂きます。 お気軽にお問い合わせ下さい。 hl-sails@kg8.so-net.ne.jp 046-878-6100
J-33 Main sail [Main-sails]
J-Boats社にて1988~1991まで製造されていたJ-33、当時のIMSレースボートと対等のポテンシャルを持たせるべく、幅を狭く(3.4m)、ドラフトを深く(1.9m)、そして重量を軽く(3,674kg)造られています。
ちなみに、1996年に発表され、今でも人気があり、IRCレースでも強い国産のYAMAHA33sと見比べてみますと、幅(3.39m)ドラフト(2.0m)重量(3,312kg)とかなり近い数字、船内の木工やしっかりとした備品が300kgの差としても、当時としては走りに重点をおいた船であったかが分かります。
五カ所湾でのクラブレースを主体に、来年はパールレース参加も見据えて活動されるとの事でしたので、オフショアレーシングダクロン8,2ozにて製作、パールレースでも規定されている、安全装備に関するJSAF-SRカテゴリー3のトライスルセイル搭載規定を満たすため、3ポイントリーフの位置を高めに配置しました。
来週はクラブレース最終戦との事、良い結果となります様に願っております。