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第47回 小網代カップ (大島レース) [Offshore Racing]

10月31日の土曜日、伝統の小網代カップが開催されました。

270px-伊豆大島の衛星写真001.jpg


47年という歴史を重ねてきたカップを目指し、7艇の外洋レーサーがエントリーしました。

三浦半島から南へ30マイル、伊豆大島を時計回りに回って来る65マイルのオフショアレース、
単純なコースと思われるかもしれませんが、奥深く、様々なドラマの生まれるコースです。

一番の思い出は2年前の落雷、突風、リタイア。この時は本当の恐怖と、外洋レースの恐ろしさを体験し、2度と大島レースには出たくない、と思った程です。

それでもやめられない、中毒者の悲しさか。

昨年も北の無風から西の爆風40ktの吹き降ろし(本当に上から叩き付ける様な強烈ブロー)

今年はどんなレースになるのか、成績よりも、その恐怖への期待感(おかしな感覚ですね。。)が気持ちを高揚させます。

1d35logo.jpg


乗らせて頂いたのは、1D35(インディペンデンス)、レーティングが一番高く、風の落ちるロングコースでは後続艇に追いつかれる可能性があり、まずはファーストホーム狙い。

北東〜無風、朝方には西の強風が予報。

スタート後、三浦半島にそってポートのスピンラン。

時間と共に風が強まり、22〜25ktのブロー、艇速8〜10kt。

竜王崎まで残り14マイルでジャイブ。
ヘディングがジャストで竜王に向かう。

大島の南側はいつも通りの無風と、強烈ブローの繰り返し、島を離れない様、ベタベタで抜ける。

例年より苦労する事無く、元町が見えてくる、北風も安定しているので、風早埼に寄せ、リフトを掴む、いつもはこの辺りで悪い波に叩かれるのだが、艇速が7kt出ていると叩かれても失速せず突き抜けられた。

その後スタボーロング(−10度)となる、相模湾に入りすぎると風が落ちると判断し、ラムライン5マイルをリミットにタックを繰り返す(7回くらい)。

基本的にGPSのCOGアングルを参考に振れタックを行う。潮の影響もあり対地スピードは10kt、飛ぶ様にクローズを走り、風が落ち始めたギリギリ、20時20分にフィニッシュとなった。

後続艇はその後の微風に掴まったため、修正成績はフィニッシュ順。

47thKoaziroCup_result.jpg

外洋三浦支部より抜粋)

私自身は初めての小網代カップ優勝、とても嬉しいです。
そして乗員、艇体、無事で何よりでした。



この伝統のレースを絶やさず、運営して下さっている小網代フリートの方々に感謝申し上げます。

来年もフィニッシュ後のおでん、熱燗、を楽しみにしておりますので、宜しくお願いします。


 


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